mavic air2のインテリジェントフライトモードの機能と使い方

趣味でドローンを使って撮影している方は多いと思いますが、高く飛ばして空撮するだけでは勿体ない"便利な機能"が搭載されているのはご存知でしょうか?

本記事では、DJI Mavicシリーズに搭載されている遊べる機能「インテリジェントフライトモード」について解説していきます。

ドローンを使うのが初めてだという方でも、画面をタップするだけで驚くほど簡単に楽しめる多彩なモードが用意されています。レンタルドローンの活用アイディアにぴったりな内容となっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

DJI Air2sのインテリジェントフライトモードとは

DJI Air2sには一般ユーザーでもプロ顔負けのハイクオリティな映像が撮影できる「フォーカストラック」「マスターショット」「クイックショット」「ハイパープラス」と呼ばれるインテリジェントフライトモードが搭載されています。

これらのモードを使って簡単・安全にダイナミックな空撮を体験してみましょう。

 

①自動追尾で撮影できるフォーカストラック

人物や車両などの動く被写体を自動的に認識して、その動きを追跡できるフォーカストラック機能を使用することで、被写体に集中して撮影することができます。

例えば、ランニングや自転車競技など、動く被写体を撮影する際に役立ちます。ドローンで自分自身を撮影するのは少し難しかったりしますが、このモードを使用すれば登山をしているシーンだって簡単に撮影できます。

フォーカストラックにはさらに3つのモードがあり、それぞれ撮影方法が少しずつ異なります。

 

  • Spotlight 2.0:カメラを被写体にロックした状態で機体を手動で操縦します。ロックした状態で旋回するときはロールスティック、距離を変更するときはピッチスティック、高度を変更するときはパンスティックを動かします。
  • Active Track 4.0:基本の操作はSpotlight 2.0と同じです。①トレースでは、機体が一定の距離で被写体を追尾します。②パラレルでは、被写体の側面から一定の距離と角度を保って追尾します。
  • Point of Iinterest 3.0:特定の被写体を中心にして旋回しながら撮影します。人、車両、建物、風景など動く被写体と静止した被写体の両方に対応しています。

 

使用方法は、まず地上から1mの高さでホバリングし、カメラビューで被写体をドラッグして四角で囲むとフォーカトラックが有効になります。

最初はスポットライトモードになっているので、アイコンで変更してください。

 

②シネマティックなマスターショット

最先端のAI技術を使用して、画面をタップするだけで複雑な飛行ルートを作成し、編集もこなして動画を作り上げます。

風景や建物、自分自身など被写体を中心にとらえながら、誰でもプロが撮影した映画のようなクオリティの高い映像作品を作成することができます。

 

使用方法は、2mの高さでホバリングし、マスターショットのアイコンをタップするだけです。

ドラッグで被写体の周りを囲み被写体を選択します。

その後"開始"をタップすると簡単に録画がスタートします。

 

③多彩なアングルを楽しめるクイックショット

初心者では複雑なマニュアル操作が難しいものの、クイックショットを使用することで手の込んだように見える映像を簡単に撮影できます。

操作方法は画面をタップするだけなので、こちらも人気の高い機能です。

 

  • ドローニー:被写体をロックして機体は後方上方向に飛行します。
  • ロケット:カメラを下に向けた状態で機体は上昇します。
  • ブーメラン:機体は被写体の周りを楕円を描きながら上昇し旋回して、下降しながら開始点へ戻ってきます。※機体の周囲は半径30m以上、上空10m以上が必要です。
  • アステロイド:機体は後方かつ上方に向かって飛行し写真を数枚撮影して開始点まで戻ってきます。※機体の後方を少なくても40m、上方を50m確保する必要があります。

使用方法は、2mの高さでホバリングし、DJI Flyアプリ上の撮影アイコンをタップして開始したいクイックショットを選択します。

カメラビューで被写体の周りをドラッグして四角で囲み、被写体を選択後に"開始"をタップすると、ドローンが自動的に撮影を開始します。

 

④タイムラプスを楽しめるハイパーラプス

建物の上空を雲が速くと思います。

ハイパープラスとは、タイムプラスに動きを加えたもので、長時間にわたってシャッターをゆっくりと切ることで、静止画の中に動画を表現できる機能です。

カメラでは三脚が必要ですが、ドローンなら手振れを心配せず滑らかでダイナミックな撮影が簡単にできます。

撮影後は編集までしてくれるので、手間がかかりません。

 

▼使用機体はMavic Air2sですが、この動画のようなイメージです

Mavic Air 2|ハイパーラプス(JP字幕)

 

なお、ハイパープラスには4つのモードが用意されています。

  • フリー:機体は自動的に写真を撮ってタイムプラスを生成し、機体が離陸したら送信機を操縦して撮影を開始します。
  • サークル:被写体をロックして、周囲を自動で旋回します。
  • コースロック:ロックした被写体をフレームの中心に捉え続けます。
  • ウェイトポイント:異なる高度、距離、方向の固定地点を最大五箇所まで選択することができ、ハイパープラス動画を撮影します。

 

インテリジェントフライトモードを使用する際の注意

DJI Air2sのインテリジェントフライトモードは、ドローン初心者でも簡単に空撮を楽しむことができる便利な機能ですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。

 

  • 広い場所で近くに人や建物、電柱などの障害物がないか確認し、飛行ルールを守って安全に配慮して飛行するようにしましょう。
  • 第三者上空や、敷地に侵入しないように注意することも大切です。
  • 使用する前に、操作手順と停止操作を確認しておき、正しく操作するようにしましょう。

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まとめ

ドローンでの空撮といえば俯瞰した写真や動画が定番ですが、動く被写体を自動追尾しながら撮ってくれる機能や、映画のようにあらゆる角度から撮影してくれるモードなど、カメラマンがいなくても本格的な撮影を楽しめる機能がイロイロと備わっています。

 

Mavicシリーズで人気の【DJI Air2s】をご紹介してきましたが、その他のモデル【DJI Mini 3 Pro】や【DJI Mavic 3 Cine】にも面白い機能はたくさんあります。

購入を検討されている方も、ぜひ一度レンタルドローンを活用して試してみてはいかがでしょうか。

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監修者

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森本 洸生(もりもと こうき)

株式会社 drone supply &control (ドローンエバンジェリスト)

<略歴>

中学生の時に国土交通省の全国包括申請許可取得し、鹿やイノシシによる農作物被害を守る害虫駆除のプロジェクトに参画するなど、若い世代のドローン第一人者。現在では様々なドローン事業に参画するなど多方面で活躍中。

<所有する資格>

  • DJI CAMPスペシャリスト
  • DJI CAMPインストラクター
  • DJI CAMP ENTERPRISEインストラクター
  • 無人航空従事者試験1級
  • CRPI公認指導員
  • 総飛行時間400時間以上
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