初心者の効率的なドローン練習方法とは?

先日テレビでドローンの特集が放送され、「ドローンってどうやって使うの?」「初めてでも飛ばせるの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。

本コラムにも、放送日当日・翌日に「ドローン 空撮」「ドローン おすすめ」「ドローン 初心者」といったワードで多数のアクセスがありました。

 

今やドローンによる映像はテレビ・広告・映画などで日常的に目にするようになりました。

美しくダイナミックな映像は、多くの人を虜にしています。

 

空を自由自在に飛行するドローンの操作は難しく感じるかもしれませんが、現在販売されているドローンの多くは、初心者であってもプロレベルの素晴らしい映像を撮影できる機能を搭載しています。

しかし、精密機器である以上はきちんと使用方法を学び、安全のためには練習も必要です。

 

本コラムでは、初心者でも楽しみながら習得できる、ドローンの練習方法をご紹介します。

自信を持ってドローンを飛ばせるステップを確認していきましょう。

 

 

ドローンの基本操作について理解しましょう

まずはドローンを構成する部品と、その機能について簡単に解説します。

 

主要な部品と機能

  • プロペラ:上昇、下降、移動の制御をします。機体により折り畳み式の場合もあります。
  • バッテリー:ドローンの心臓部分です。搭載できるバッテリーの容量は機体のサイズに比例するため、大きいドローンほど飛行時間が長い傾向にあります。
  • コントローラー:ドローン操作用のリモコンです。小型なトイドローンではスマートフォンで操縦するタイプもありますが、専用のコントローラーを使った操縦練習がおすすめです。
  • カメラ(オプション):空撮映像の記録に使用します。安価なドローンにはカメラが搭載されていないモデルも多いため、購入する際には注意が必要です。

  

コントローラーの操作

前述の通り、初心者の操縦練習にはコントローラーの使用がおすすめです。

スティック操作には「モード」と呼ばれる設定があり、例えばモード1とモード2では動作が異なります。

 

ドローンスクールなどにより使用するモードは異なる為、ドローンの操作をしたことがあるという方は、フライト前に必ずどのモードに設定されているか確認するようにしてください。

 

弊社では、DJIから出荷される際に設定されている「モード2」での利用を推奨しています。

  • 上下/下降:左スティックを前後に
  • 前進/後退:右スティックを前後に
  • 左右移動:右スティックを左右に
  • 旋回:左スティックを左右に動かしてドローンを旋回させます

 

ドローン技術の習得

元々は空撮用途のドローンがほとんどでしたが、現在ではさまざまな用途に応じた産業用ドローンが数多く登場しています。

しかし、多くのドローンでは基本的な操縦方法は変わらないので、一度習得すれば応用することができます。

 

初心者がドローンを学ぶ上で大切なのは、倫理知識の習得です。

ドローンの基本的な動作だけではなく、飛行禁止区域、天候条件に関する規制など、飛行前に理解しておくべき事がたくさんあります。

また、使用するドローンのマニュアルを読み、特性や機能を理解した上で、ドローンの安全な取り扱い方法を学び、トラブルを避けるための知識を身に付けましょう。

 

シミュレーターの活用について

頭では理解しても、いきなり一人で実機を飛ばしてみるのは少し不安ですよね。そんな時はシミュレーターを使って操作感覚を養ってみましょう。

シミュレーターでの練習は、操作ミスによるドローンの損傷や事故のリスクを減らしながら操作技術を磨くことが出来るので、メーカーからも推奨されている練習方法です。

多くのドローンメーカーは専用のシミュレーターソフトウェアを提供しており、基本的な操作から緊急時の対応まで、ゲーム感覚で実際の飛行に近い疑似体験ができます。

特にドローンレースやFPVの練習には最適ですよ。

 

DJIフライトシミュレーター

 

DJIフライトシミュレーター(無料/有料)は実機さながらのリアルさで、飛行練習ができます。

3種のフライトモードと視点切り替えができ、実際の送信機にも対応しています。

 

FPV フリーライダー

高速で飛行するFPVドローンをいきなり実機で操作するのは怖いですよね。

無料体験版で、FPVドローンレースのシミュレーションができます。

ステップアップできる有料版もあるので、ぜひスキルを高めるために活用してみてはいかがでしょうか。

 

実機練習を始める前の準備

初心者の方がドローンの練習する上で大切なことがあります。

まず、実機を使った練習では広くて障害物の無い場所を選び、低高度でのホバリングから始めるのが良いでしょう。

上下、前後、左右に障害物の有無を確認しながら、上昇・下降・前進・後退・旋回と、少しずつ飛行範囲を広げていきましょう。

 

また、緊急停止ボタンの操作方法を含め、万が一の緊急事態でも慌てずに操作できるように備えます。

練習を重ねることで操作にも慣れて、自信を持って飛行させることが出来るようになります。

 

ドローン飛行のスキルアップには時間がかかります。

安全な操作を何よりも心掛けながら、リラックスして楽しく練習してください。

 

練習時の注意点

雨風の強い日は避けて、晴れた日や風の弱い日に練習しましょう。

ほとんどの一般的なドローンは防水使用ではないため、悪天候では墜落のリスクが高まります。

 

また、バッテリーの持続時間は限られているため、練習前のバッテリー残量のチェックと、予備のプロペラやプロペラガードなどのアクセサリーも用意しておくと安心ですね。

 

ドローン安全飛行の為の注意点

ドローンの操作スキルが上達してくると、旅先などで気軽に飛行させてみたくなりますよね。

しかし、ドローンの飛行には様々なルールがあり、安全のための注意事項もあります。

  • 法規制の順守:航空法や、小形無人機等の飛行禁止法は国が定める重要施設付近でのドローン全般の飛行を禁止しています。飛行高度制限などもしっかりと調べ、違反をしないよう飛ばしましょう。パソコン等で簡単に調べられます。
  • 周囲の確認:ドローンの飛行前には急な操作を避けて、周囲をよく確認したうえで安全を認識してから常に冷静な操作を心がけて下さい。

 

コミュニティの活用

SNSをはじめとしたオンラインコミュニティの他、みんなでドローンを飛ばしながら情報交換を行うドローンのオフラインイベントも存在します。

これらのコミュニティに積極的に参加することで、実際に使っていて困ったことや、トラブルが発生した時の対処法など、製品の説明書には載っていないようなリアルな情報を手に入れることができます。

また、ドローンの操縦スキルを向上させるうえで何度も飛行を繰り返すことが大切ですが、何もない空き地で一人黙々と飛行させるよりも、同じ趣味を持つ人同士で練習をしに少し遠出してみたり、撮影コンテストに参加してみたりするほうが楽しくスキルアップできそうですよね。

新しいドローンが発売されると操縦体験会を実施している販売会社もある為、そのようなイベントに足を運んでみるのもお勧めです。

 

まとめ

ドローンの操作を学ぶには、基本操作の理解と実践的な練習が必要になります。

フライトシュミレーターの活用やコミュニティへの参加など、練習を楽しむ工夫も大切です。

 

ドロサツ!!では、「ドローンの資格を取りたい」「ドローンの専門知識を身につけたい」という方に向けて、DJI CAMPを開催しています。

初心者から上級者まで幅広いニーズに対応したカリキュラムが用意されており、専門のインストラクターによる丁寧な指導のもと、安全かつ効果的にドローン操作の技術を習得する事が可能です。

開催日程や金額など、ご興味を持たれた方は是非お気軽にお問合せください。

一覧に戻る