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皆さんがご存知の通り、ドローンは美しい風景や絶景を空撮できる無人航空機です。しかし、ドローンの飛行は天候の影響を受けやすく、ほとんどのドローンは雨が降ると飛行させることができません。
ですが、ドローンの技術は日々進化しており、まだ数は少ないものの天気に関係無く、いつでも使える防水ドローンが登場しているのです。
雨の日でも撮影できる防水ドローンとはどんな機体なのか、ここではおすすめの防水ドローンとその機能や性能ついて詳しく紹介してきます。
防水ドローンとは
防水ドローンは一般的なドローンと同じく空中を飛行して、映像や写真を撮影できる無人航空機です。
先に述べた通り、一般のドローンは天候に左右されるため強風や突風に弱く、特に雨が降ると飛行させることができません。精密機械であるドローンは本体から熱が発生します。その熱を逃がすために隙間が多い構造なので濡れると故障する恐れがあるのです。
でも、せっかく撮影に行ったのに雨で飛ばせないのはがっかりですよね。
そこで防水ドローンの登場です。海や川辺でも濡れることを気にせず安心して撮影を楽しむことができるのです。
雨の中でも使用できるのは嬉しいですね。
防水ドローンの種類
文字通り、水に濡れて大丈夫な防水機能が備わったドローンです。
防水ドローンは、主に完全防水仕様、簡易防水仕様の２種類があります。完全防水仕様なら大雨の中、防水カバー無しでも操作出来ますが、その分価格が高くなります。
防水カバーで本体を水の侵入から守る必要がありますが、小雨程度でしたら簡易防水仕様のドローンでも大丈夫です。
ただし、どちらも水中ドローンのように、水に潜って撮影することは出来ないので注意してください。
防水ドローンのメリット
防水機能が加わったことで、海や川、湿地など、さらに雨天に左右されることなく撮影ができるようになりました。
そして、雨や濡れることを気にしなくていいというのは、実は初心者でも安心して使える機体なのです。天候や環境をあまり気にせずに使える防水ドローン、さあ、具体的なそのメリットとは？
①急な大雨でも撮影を続行出来る
近年は地球規模で、異常気象が叫ばれています。天気予報をチェックしていても急に空模様が変わって、雨が降ってくることも多くなっています。
基本的に、一般的なドローンには防水機能は備わっていないので、雨に濡れると故障する恐れがあるため、撮影中に雨が降ると撮影を中止しなくてはなりません。しかし防水機能が備わったドローンなら、急な雨でも撮影を中断することはありません。
②海や湖に落下しても安心
万一の場合、海や湖、川等に落としても全損になるリスクが減ります。むしろ初心者の方は、地面に落として傷つけるよりも水辺で練習したほうが故障のリスクが少ないかもしれません。
③水面ギリギリの映像を撮影出来る
一般の空撮ドローンでは難しい、マリンスポーツや川下り等のダイナミックな水しぶきの撮影も可能です。SNSを見ても空高くから撮影した見事な絶景画像は溢れますが、水面ギリギリの映像ってなかなかありませんよね、防水ドローンだからこそ撮れる映像を楽しむことができますよ。
ただし、あくまでも表面的な撮影が可能であって、スキューバダイビングのように深く潜って撮影したい場合は、水中に特化したドローンをご用意ください。
④撮影以外の場面でも活躍の場が広がる
川や海、雨の中での撮影はいつもと違った風景が撮れそうでワクワクしますね。
でも、防水ドローンは趣味だけでは無く、雨の中のインフラ点検や捜索活動、水中の被害状況の確認などにも活躍します。
災害というものは得てして悪天候時に起きやすいものです。悪天候の中での捜索活動がなかなかはかどらず、救助側が大変なことも多くあります。
そういう時こそ防水ドローンの出番です。悪天候の中でも飛べます。（強風時の飛行は危険ですが）
また、災害が起きる前にこそ、しっかりと点検しておきたいインフラ設備もあるましょう。防水ドローンをおいて他にこの任をこなせるものは想像しえません。
おすすめの防水ドローン
さて、ここまでで防水ドローンは水辺や雨天の撮影に非常に便利なツールであることがお分かりいただけたと思います。
防水ドローンが気になる方にむけて、ここからスペックや機能を含めて、おすすめの防水ドローンを4機種をご紹介致しましょう。
PowerVision PowerEgg X
4K/60fpsの高性能カメラとジンバルによるスーパー手振れ補正機能の撮影が、AIカメラモードとドローンモード両方で楽しめます。ハンディカメラとしても使用できる魅力は大きいですね。防水アクセサリーを装着すれば雨天でも水上でも飛行可能な全天候型ドローンになります。
初心者にも安心の障害物自動回避機能を備えていて、飛行中20ｍ以内の障害物を回避します。雨でも飛行時間は30分、ハンディカメラでは3時間30分の撮影が可能です。
専用アプリをダウンロードして簡単フライト、映像の編集も素早く簡単にできます。
- 重量：862ｇ
- サイズ：165×100×100mm（折りたたみ時）
- 最大飛行時間：30分
- 最大飛行速度：18m/s
- 最大伝送距離6000m
- カメラ：1/2.8インチCOMS 有効画像数1200万以上
- 静止画サイズ：4000×3000
- 動画サイズ：4K 3840×2160 / FHD 1920×1080 / HD 1280×720
- 内部ストレージ：6GB
- 障害物検知：前方、下方
Guxiawrj
水の上から飛び、水の上に帰る防水ドローンの本格派です。
別途防水カバーは必要なく、完全防水処理設計の完全密閉性が保証された唯一無二のドローンです。４Kカメラと赤外線撮影モードを搭載、夜、雨の夜、夜の海、滝等のあらゆる水のシーンでも飛行可能です。
- カメラ4K
- 3軸ジンバル搭載
Swellpro スプラッシュドローン３オート
なんと、一瞬の水深なら60ｃｍまで可能！シリーズ最高のクオリティです。
陸上だけでなく、水上でも離発着が可能なプラットフォームです。「防水」という機能を兼ね備え、雨の日も雪の日も、海や湖の上でも変わらぬ飛行が可能です。
また、高品質な２軸ジンバルと高画質4Kカメラを搭載しており、あらゆる天候や環境の中でも最高のパフォーマンスを実現してくれます。
- 重量：2380g
- 最大飛行時間：16分
- カメラ：1/2.3インチCOMS
- 静止画サイズ：4320×2160
- 動画サイズ：4K 4380×2160 / FHD 1920×1080
Swellpro スプラッシュドローン4
2021年12月から販売が開始されたスプラッシュドローン3の上位機種です。
大きな特徴は高い防水機能を備えて、雨でも雪でも海でも川でもいつでもフライトが可能だということ。風速20m/sに耐えてなんと小さな台風やスコールでも飛行可能です。さらに水面上でひっくり返っても、スタンバイに戻すと自動で元の体勢に戻って再飛行できるんです。
また、ドローンは水没すると場所によっては回収が困難になり、海のゴミになってしまいます。その点、スプラッシュドローン4は浮き上がるフローティングデザインで、一般のドローンより風の抵抗を受けにくい「浮力」が特徴になっています。
これまでのリターントゥホーム機能は、離着陸地点に戻るのみでしがスプラッシュドローン4はコントローラーのある場所に帰還させる機能が備わっているため、操縦者が場所を移動しても操縦者の元へ戻ってきます。被写体を自動で追いかけて撮影する自動追尾機能も搭載しています。
3軸4Kカメラや多彩な機能を搭載しているので、活用の場が広がる機種です。
- 重量：2048g
- サイズ：直径1450mm
- 最大飛行時間：30分
- 最大飛行距離：5000m
- 最大飛行速度：79.2km（ATTIモード）36km（GPSモード）
- 最大風圧抵抗：20m/s
- カメラ：1/2.3インチCOMS
- 動作環境温度：-10℃～40℃
水中ドローン パワーレイ（PowerRay）
水中ドローンの中でも魚群探知機や誘導灯の機能が充実している機種です。
４Kカメラを搭載しVR映像にも対応しているので、美しい水中の写真はもちろん、ゴーグルを装着すれば海の中を泳いでいるような新しい海の世界が体感出来ます。搭載されたソナー（魚群探知機）で、フィッシングやマリンレジャーの楽しみが一気に広がりますね。
ただし、空撮用ドローンと違い、海の中では電波が通りにくいためケーブルが必要になります。
- 重量：3800g
- サイズ：465×270×126mm
- 最大作動時間：4h低速 1.5h中速 0.5h高速
- 最大深度：30m
- 水深定位制度：±10cm
- スクリュー：3個
- 動作環境温度：0℃～40℃
- カメラ：1/2.3インチCOMS
- 静止画サイズ：4000×3000 12MP
- 動画解像度：4K 3840×1440 / FHD 1920×1080
まとめ
いかかでしたか。空に、海に、広がりつつあるドローンの世界。
その勢いは、静かに着実に加速し増しています。これからは「ドローンは雨の日は飛ばせない」という常識が覆されるかもしれませんね。
ドローンレンタルのドロサツ‼では、空撮用や産業用ドローン、水中ドローンなど幅広い用途のドローンレンタルが可能です。
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監修者
森本 洸生(もりもと こうき)
株式会社 drone supply ＆control (ドローンエバンジェリスト）
＜略歴＞
中学生の時に国土交通省の全国包括申請許可取得し、鹿やイノシシによる農作物被害を守る害虫駆除のプロジェクトに参画するなど、若い世代のドローン第一人者。現在では様々なドローン事業に参画するなど多方面で活躍中。
＜所有する資格＞
- DJI CAMPスペシャリスト
- DJI CAMPインストラクター
- DJI CAMP ENTERPRISEインストラクター
- 無人航空従事者試験1級
- CRPI公認指導員
- 総飛行時間400時間以上
