ドローンのモニターにはどんな種類がある?おすすめの製品も紹介

こんにちは!ドロサツです。

今回はドローンのモニターについて紹介します。

 

スマホだと、画面が小さかったり、タブレットだとプロポが重くなったり、一体型を買うと費用が嵩んだり、モニター関係のお悩みが絶えないと思います。

ドローンのモニターも様々な種類が発売されていますので、この記事ではその一部を紹介します。

まだドローンはレンタルで楽しんでいるが、これからドローンを購入する時にどんなモニターを使えば良いかの、判断材料にして貰えば幸いです。

この記事を読めば、ドローンのモニターに関する情報は理解できるはずです。

 

ドローン用モニターの種類

 

ドローンの操縦に使用するモニターは、大きく分けると3つです。

今回は下記の3つを紹介します。

  •  コントローラー一体型
  • 外部モニター
  • スマホ・タブレット専用アプリ


それぞれの特徴やメリットについて詳しく紹介します。

 

コントローラー一体型

 

コントローラー一体型のドローン用モニターは、モニターとコントローラーが一体となった製品です。

モニター部に液晶ディスプレイが接続されており、その周囲にスティックやボタンなどのコントローラーが配置されています。

一体型のため、モニターとコントローラーを別々に接続する必要がなく、簡単に使用できるのが特徴です。

コントローラーからモニターへのケーブルも不要なので、配線がシンプルになり、扱いやすさが向上します。

セットになっている分、持ち運び時の荷物が少なく済む利点もあります。ドローンと合わせて携帯する場合、持ち運びが楽になります。

 

一方で、モニターとコントローラーが一体のため、それぞれの向きを自由に変えられず、位置調整に制限が出るというデメリットもあります。

使い勝手を考えて、ドローン操作に支障が出ないか確認する必要があります。

 

外部モニター

 

外部モニターは、ドローンのコントローラーと分かれており、HDMIケーブルなどで接続して使用するタイプのモニターです。

テレビやパソコンのモニターなどを流用することも可能です。

外部モニターのメリットは、画面の大きいモニターを使用できる点です。

ドローンからの映像を大きく表示できるので、細かい部分まで確認しやすくなります。

モニターの角度調整も自由に行えるため、見やすい位置に調整できます。

 

一方で、コントローラーとモニターが別々になるため、ケーブル接続が必要です。

持ち運び時などに配線が面倒になるといったデメリットがあります。

用途に合わせて画面サイズを選び、ケーブルの配線など使い勝手を考えてから選択することをおすすめします。

 

大画面が必要な場合は外部モニターを、持ち運びを重視するなら、一体型を選ぶといいでしょう。

 

スマホ・タブレット専用アプリ

 

スマートフォンやタブレットをドローンのモニターとして使用するアプリがあります。代表的なのがDJIの「DJI Fly」アプリです。

DJI Flyはお手持ちのスマートフォンにダウンロードして使います。

例えば、DJI機を購入すると、コントローラーには、モニターがついていません。

お手持ちのスマホとコントローラーを接続して、モニターとして代用します。

このタイプのメリットは、持ち運びが容易である点です。既に持っているスマートフォンを使用できるので、コストを抑えられる利点もあります。

一方で、スマホのバッテリーが十分に充電されていないと、安心して飛行できません。

タブレットもアプリをダウンロードして、iPadなど大画面のタブレットをセットして使用できます。

メリットは、タブレットの大きな画面で、映像を確認できることです。

デメリットはiPadやタブレットをモニターの代わりに使うと、非常に重いことです。操作性が悪くなります。

 

コントローラー一体型のモニターつきドローンを購入する際の注意点

コントローラーとモニターが一体となったモデルは、持ち運びが便利で、配線の手間も省けるため非常に魅力的です。

購入する前に知っておくべき注意点がいくつかあります。

まず、モニターのサイズ。5~7インチ程度が一般的で、ドローンの映像をしっかりと確認するにはこのサイズが最適です。DJI RCの画面サイズも5,5インチです。

自分の使用シーンを考え、適切なサイズを選ぶようにしましょう。

 

次に、モニターの解像度。フルHD以上が望ましいとされています。

低解像度のモデルを選ぶと、映像が粗くなり、ドローンの正確な操作が難しくなる可能性があります。映像伝送の遅延にも注意が必要です。

遅延が生じると、ドローンの操作が難しくなり、事故の原因に繋がります。
デジタル方式やアナログ方式の中で、遅延が少ないものを選ぶことをおすすめします。

 

一体型のモデルは、モニターの角度調整が難しいです。

また、故障時の修理にも注意が必要。コントローラー全体をメーカーに送る必要があります。

さらに加えると、バッテリーの持続時間も大切なポイントです。

モニターの使用により、バッテリーの消耗が早まることが考えられます。予備のバッテリーを持っていると安心です。

 

スマホとタブレットはどちらを選ぶべき?

 

ドローンのコントローラーで使用するモニターを選ぶ際、スマートフォンとタブレットでは以下の点で特徴があります。

タブレットの方が大きな画面サイズを実現できるため、ドローンからの映像を確認しやすく、操作も向上します。

高解像度の画面を持つタブレットを選べば、鮮明な映像でドローンを正確に操縦できる利点があります。

一方で、スマートフォンは持ち運びに便利なコンパクトサイズが特徴です。

使用環境も重要で、外で使う場合は輝度が高く画面が見やすいタブレットがおすすめです。

スマートフォンの方がバッテリーの持続時間が長いため、長時間の使用に向いています。

用途と使用環境に応じて、画面サイズ、解像度、持ち運びやすさ、輝度、バッテリー持続時間などの違いを考慮し、メリットとデメリットを比較して選択することをおすすめします。

 

スマホをモニターとして使うメリット・デメリット

スマホをドローンのコントローラーのモニターとして使うメリットは、下記の3つが考えられます。

  • コンパクトで持ち運びが簡単でな点
  • 所有しているスマホが使える点
  • スマホ操作しなければ、バッテリーが持つ

 

一方でデメリットとしては、下記が考えられます。

  • 画面サイズが小さくドローンの状況が確認しづらい点
  • 直射日光下では画面の視認性が低下する点
  • 飛行中に着信などが入ると、ドローンの操縦に悪影響を及ぼす恐れがある点


スマートフォンの持つメリットを生かすためには、画面保護フィルムを利用して視認性を確保する、誤動作を防ぐ設定を施すなどの工夫が必要です。

欠点を補完する方法を考えつつ、状況に応じてスマートフォンを活用し、コストを抑えながらドローンのモニターとして使うことができるでしょう。

 

タブレットをモニターとして使うメリット・デメリット

タブレットをドローンのコントローラー用モニターとして使用するメリットは下記の3点が考えられます。

  • 大画面でドローンの状況を確認しやすい点
  • 高解像度の精細な映像表示が可能な点
  • 外の明るい場所でも輝度が高く視認性に優れている点

 

一方でデメリットとしては、

  • タブレットは大きいので、持ち運びが不便な点
  • 高性能なモデルを選ぶと購入コストがかさむ点
  • タブレットは重いので、腕が疲れる点

 

タブレットの持つ大画面と高画質のメリットを生かすには、

可能な限り軽量なモデルを選び、低価格ながら性能が十分な製品を選定することがポイントです。

最新のモデルではなく、型落ちしたiPadなども十分な選択肢になります。

 

おすすめのドローン用外部モニター

 

ドロサツでおすすめするドローンを紹介します。モニターの特徴と主なスペックを紹介します。

 

Feelworld FW279 フィールドモニター

Feelworld FW279は中国のフィールワールド社が製造するオンカメラフィールドモニターです。主な特徴は以下の通りです。

  •  7インチのモニターサイズ
  • 解像度:1920x1200px
  • 輝度:2200nit
  • コントラスト比:1200:1
  • 視野角: 160°
  • フォーカスアシスト、ヒストグラム、内蔵スピーカー、イヤホンジャックなどの各種機能を搭載

このクラスの小型カメラモニターとしてはコストパフォーマンスが高く、値段の割に画質も優れていると評価されています。

外部バッテリーを接続すれば長時間の撮影現場でも活用できるでしょう。

ドローン撮影の現場でのモニターとして、コストを抑えつつ十分な性能が得られる製品だと思います。

 

ARRIS 5.8G無線FPV空撮用モニター

ARRIS 5.8Gは空撮用ドローンやRC模型のFirst Person View(FPV)映像を受信するための5.8GHz帯のワイヤレスモニターです。

DVR機能付きで、映像の録画も可能です。主な特徴は以下の通りです。

  • 5.8GHz帯の送信器とペアリングが可能
  • 7インチ800x480のLCDスクリーン採用
  • クアッド分波器内蔵で4ch同時受信可能
  • スキャン機能で自動的に最適チャンネルを選択

 

空撮現場ではドローンからのHD映像をリアルタイムで確認できるので、正確なフライトが可能です。

またRC模型用としても、FPV映像を確認しながらの操作ができ便利です。ドローンやRC機体に合わせた送信器とセットで利用することで、パイロットの視点で映像を確認できるウェアラブルデバイスとして活用できるでしょう。

 

5" IPSパネルハイビジョンフィールドモニター

5インチのIPSパネルを搭載したドローンのコントローラー用モニター。

高解像度で鮮明な映像を提供してくれるので撮影時に、映像の確認も簡単です。

主な特徴は以下の通りです。

  • 5インチ IPSパネル採用のハイビジョンフィールドモニター
  • 解像度: 800×480。ただし、1920x1080 60P信号入力も可能
  • IPSパネルを採用しているため、視野角が広く色再現性に優れる
  • 輝度: 350cd/m2

 

このサイズのモニターは重量も軽くて扱いやすいのが、特徴です。

IPSパネルとFull HD解像度で精細な画質を実現しつつ、フィールドでの使用に適した機能を搭載しています。

 

FEELWORLD FW703 カメラ&ビデオカメラ用モニター

主な特徴は以下の通りです。

  •  7インチのIPSタッチスクリーンパネルを採用
  • Full HD 1920×1200の高解像度
  • 10点マルチタッチ対応のタッチスクリーン
  • 輝度450nit、コントラスト1200:1

 

7インチサイズでコンパクトながら高精細な画質を実現しています。

タッチ操作が可能なため直感的なコントロールができます。 SDIとHDMIの入出力に対応しているため、プロの映像制作現場でも使用できる高機能なモニターです。 バッテリー駆動も可能なので、持ち運びが容易で撮影現場での活用しやすさが特徴です。

 

Qiilu FPV空撮用モニター

5.8GHzのワイヤレス伝送に対応した空撮用FPVモニターです。

FPVドローンを検討している人にはおすすめのドローンです。

  • 7インチ800x480の液晶画面を搭載
  • ダイバーシティ受信方式で安定した映像を提供
  • 4チャンネル同時受信が可能なクアッドコア受信機
  • 自動チャンネルスキャン機能で最適な伝送チャンネルを選択

 

空撮用ドローンやFPVレーシングドローンと組み合わせて使用することで、ドローンからのライブ映像をモニターで確認できます。安定した映像伝送と搭載バッテリーでの長時間駆動が特徴的なモデルです。

 

ドローンのモニターフードは使うべき?

 

ドローンのモニターにフードを付けるメリットは大きく、特に外での操縦時にはフードを使うことをおすすめします。

外光が直接スクリーンにあたるのを防ぐことができるため、映像が見づらくなることはありません。

フードによって画面の反射が抑えられるので、モニターに表示される映像の視認性も向上します。

フードを付けることで若干の重量増は避けられませんが、これらのメリットを考えるとフードは非常に有用なアイテムです。

特に夏の強い日差しの下では、フードを付けることで映像を正しく確認しながら安全なフライトを行うことができるため、是非試してみることをおすすめします。

 

まとめ

 

この記事では、ドローンのモニターの種類と特徴、選び方のポイントを解説しました。

  • コントローラー一体型
  • 外部モニター
  • スマホ/タブレット

各タイプにはそれぞれ一長一短があります。自分の使い勝手と 予算に合わせて選択することが大切です。

画面サイズ、解像度、携帯性、コスト、機能面など、自分が何を重視するかを考えましょう。外部環境も重要な要素です。

ドローンのモニター選びで迷った時は、この記事を参考に自分に合うモニターを見つけてください。

安全かつ快適なドローンライフを送るために、最適なモニターを装着してフライトを楽しみましょう。

ドローンレンタルのドロサツ‼では、空撮用や産業用ドローン、水中ドローンなど幅広い用途のドローンレンタルが可能です。

個人の方も法人の方も、ドローンのレンタルなら機体保有台数業界No.1のドロサツ‼にご相談ください。

監修者

監修者の写真

森本 洸生(もりもと こうき)

株式会社 drone supply &control (ドローンエバンジェリスト)

<略歴>

中学生の時に国土交通省の全国包括申請許可取得し、鹿やイノシシによる農作物被害を守る害虫駆除のプロジェクトに参画するなど、若い世代のドローン第一人者。現在では様々なドローン事業に参画するなど多方面で活躍中。

<所有する資格>

  • DJI CAMPスペシャリスト
  • DJI CAMPインストラクター
  • DJI CAMP ENTERPRISEインストラクター
  • 無人航空従事者試験1級
  • CRPI公認指導員
  • 総飛行時間400時間以上
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