テレビやSNSで目にする空撮の美しさに惹かれて、ドローンを使ってみたいと思う人は多いはず。
でも、趣味としての空撮や飛行を楽しみたい初心者の方にとって、たくさんあるドローンの中からぴったりの機種を見つけるのは大変難しい事でしょう。
できるだけ予算を押さえて、できるだけ手軽に美しい空撮画像が撮れる機種を選びたいですよね。
ドローンはただ飛ばすだけでも楽しいですし、特に初心者向けドローンは少し練習すれば誰でも簡単に操縦することができます。
本コラムでは、初心者向けのコストを抑えて楽しめるドローンをご紹介します。
是非参考にしてみてください。
コスパよし!初心者におすすめのドローン5機種
初めてのドローン購入を検討中の方にとって、市場に出回っているモデルは余りに多く「どうやって選べばいいの?」と迷っている方が多いと思います。
技術の進化によって機能も性能も向上し、初心者向けでもプロ並みの撮影が出来る機種が毎年のように登場しています。
極力予算は抑えつつ、簡単に扱えてそれなりに性能が良い機種が理想ですよね。
そんなワガママ条件にあった5機種をご紹介していきます。
DJI Miniシリーズ
初心者向けといえば、これは絶対に外せませんね。
世界No.1のシェアを誇るドローンメーカー「DJI」が発売している小型モデルのドローンです。
DJIがリリースするDJI Miniシリーズは、最も初心者に最適なドローンと言えます。
軽い機体に優れた飛行性能、最近のモデルでは4K高画質撮影も可能で、小さいボディながらそれなりの耐風性能もあります。
なによりコンパクトで携帯性に優れているので、どこでも簡単に持ち運びができるのは大きなポイントです。(重くてデカいと家の中で眠ってしまう可能性が高いですからね)
DJI Mini 2 SE
販売価格:53,900円
現在購入できるMiniシリーズの中で、このモデルが一番価格が安い機種になります。
付属の送信機DJI RC-N1は、ご自身のスマートフォンを接続し、アプリをダウンロードして操縦する仕様です。
☆スペック☆
- 重量:246g
- サイズ:138×81×58mm(折りたたみ時) 245×289×56mm(展開時)
- 最大飛行時間:31分
- 最大航続距離:15.7km
- 最大風圧抵抗:10.7m/s
- カメラ:1/2.3インチCOMOS 有効画素数12MP
- 最大静止画像サイズ:4000×3000
- 動画解像度:2.7K
- デジタルズーム:2.7K=3倍、2.7K=、FHD=4倍
- 動作環境温度:0℃~40℃
- 検知:下方
- 内部ストレージ:なし
DJI Mini 3
販売価格:64,900円
横向き・縦向きの撮影が素早く切り替えられるようになり、TikTokをはじめとしたSNSで人気の縦長動画がすぐに投稿できます。
4K動画に対応しており、低照度環境でも細部までクリアに撮影できます。
DJI製ドローンの特徴でもあるクイックショット機能(一見複雑そうな撮影が簡単にできるモード)や編集機能など、初めてのドローンに挑戦するのに充分な機能を備えています。
☆スペック☆
- 重量:248g
- サイズ:148×90×62mm(折りたたみ時) 251×362×72mm(展開時)
- 最大飛行時間:38分(インテリジェントフライトバッテリー)
- 最大航続距離:51分(インテリジェントフライトバッテリーPlus)
- 最大風圧抵抗:10.7m/s
- カメラ:1/1.3インチCOMOS 有効画素数48MP
- 最大静止画像サイズ:8064×6048
- 動画解像度:4K
- デジタルズーム:4K=2倍、2.7K=3倍、FHD=4倍
- 動作環境温度:-10℃~40℃
- 検知:下方
- 内部ストレージ:なし
DJI Mini 3 Pro
販売価格:106,700円
DJI Mini 3の上位機種です。
〝ミニでもプロ〟というキャッチコピーの通り、搭載されたインテリジェント機能を使えばプロ並みの撮影が可能です。
検知機能は3方向搭載、新たに1.2GBの内部スレージも内臓されました。
これまでのDJI Miniシリーズと比較すると少々お値段が張りますが、それだけの機能が付いています。
付属の送信機はDJI RC-N1のほか、モニター一体型のDJI RCにも対応しています。
☆スペック☆
- 重量:249g
- サイズ:154×90×62mm(折りたたみ時) 251×362×70mm(展開時)
- 最大飛行時間:34分(インテリジェントフライトバッテリー)
- 47分(インテリジェントフライトバッテリーPlus)
- 最大航続距離:18km(インテリジェントフライトバッテリーP)
- 25km(インテリジェントフライトバッテリーPlus)
- 最大風圧抵抗:10.7m/s
- カメラ:1/1.3インチCOMOS 有効画素数48MP
- 最大静止画像サイズ:8064×6048
- 動画解像度:4K
- デジタルズーム:4K=2倍、2.7K=3倍、FHD=4倍
- 動作環境温度:-10℃~40℃
- 検知:前方・後方・下方
- 内部ストレージ:1.2GB
DJI Mini 4 Pro
販売価格:106,700円
DJI Miniシリーズの中で、最も高スペックの最新機種です。
内部ストレージが2GBになり、全方位障害物検知システムが搭載されました。
障害物を察知して自動で回避するこの機能は、ドローンを安全に操縦する上で大変心強いシステムです。
アンテナ4個を搭載した最新のモニター内臓送信機、DJI RC-N2とセットで購入されることをおすすめします。
☆スペック☆
- 重量:249g
- サイズ:148×94×64mm(折りたたみ時) 298×373×101mm(展開時)
- 最大飛行時間:34分(インテリジェントフライトバッテリー)
- 最大航続距離:45分(インテリジェントフライトバッテリーPlus)
- 最大風圧抵抗:10.7m/s
- カメラ:1/1.3インチCOMOS 有効画素数48MP
- 最大静止画像サイズ:8064×6048
- 動画解像度:4K
- デジタルズーム12MP写真1~2倍、4K動画=1~3倍、FHD動画=1~4倍
- 動作環境温度:-10℃~40℃
- 検知:前方・後方・下方・側方・上方・下方
- 内部ストレージ:2GB
Ryze Tello
販売価格:12,980円
小さなお子様から大人まで、みんなで楽しく遊べる、まさにドローンの本来の楽しみ方ができるドローンです。
手軽さゆえに教育目的にも使用される事が多く、プログラミング学習にもおすすめです。
安定した飛行性能と720pHDの動画撮影が可能で、高品質映像プロセッサーが搭載されています。
DJI Miniシリーズと比べるとカメラの性能は劣りますが、写真の撮影も可能です。
空撮よりも子供とラジコン感覚で遊びたい、プログラミングを楽しく学びたいという方に向いているモデルです。
☆スペック☆
- 重量:約80g
- サイズ:98×92.5×41mm
- プロペラ:3インチ
- 最大飛行時間:13分
- 最大飛行距離:100m
- 最大速度:8m/s
- 最大高度:30m
- カメラ:写真 5MP 動画 MP4
Holy Stone HS100
GPSが搭載され、リターン・トゥ・ホーム機能や自動ホバリング機能なども備えらているため、初心者でも安心して飛行ができるモデルです。
フォローミーモードを使えば、一定の距離を保ちながらドローンが自動追尾を行い、空中からセルフポートレートが撮影できます。
☆スペック☆
- 重量:700g
- 飛行時間:15分
- 最大飛行距離:500m
- 動作環境温度:0℃~40℃
Potensic A20 Mini Drone
小さくて軽いので子供向け、初心者の操縦の練習にもおすすめのモデルです。
お値段も手ごろで、室内で飛ばしたいという方には最適なサイズ感のドローンです。
☆スペック☆
- 重量:22.3g
- サイズ:66×66×37mm
- 飛行時間:5~6分
※カメラは付いていません
Hubsan X4 H107C
こちらも初心者が室内でドローンの飛行操作を学ぶのには最適な機種です。
手のひらサイズなのに安定した飛行能力、HDカメラでの撮影も可能です。
☆スペック☆
- 重量:51g
- サイズ:83×84×33mm
- 飛行時間:約6分
初心者がドローン選びで考慮すべき点
コストを抑えて初心者でも楽しめるドローンをご紹介しましたが、やはりそれなりにお値段のはるお買い物ではあります。
購入する前にレンタルでお試しできるモデルもあるので、ぜひ一度操作感などを確認してみてはいかがでしょうか。
また購入する際は値段だけでなく、本当に必要な機能が搭載されているのか(空撮をしたいのであればカメラの有無)、安全に配慮した機能が搭載されているのか(障害物検知など)もチェックすることが大切です。
ドローンの価格はカメラスペックや飛行性能に比例しますので、あまりに安いモデルを選択すると、欲しい機能がついてなかったということもあるので注意してください。
まとめ
ご自分のニーズにあったドローンを選ぶことで飛行の楽しさと、空撮の魅力を味わうことができます。
ぜひ自分にぴったりの1台を見つけてみてください。