2023年3月23日、DJIよりMavic 3 ClassicがATTIモード、デュアルコントロールに対応すると発表されました。
これまでATTIモードでの練習といえば、すでに生産終了となったPhantomが定番でしたが、持ち運びに優れたMavicシリーズ最新機種でも実地試験を行うことができるようになります。
なお、ATTIモードに対応したファームウェアは、試験機関・講習機関に限定されるとのことで、注意が必要です。
DJIドローンの練習に使われる「ATTIモード」とは?
簡単に言うと、GPSが無効になり機体が不安定になるモードです。
DJIのドローンと言えば高いホバリング精度を誇りますが、ATTIモードに切り替えると、周囲の風などの影響を受けて簡単に機体が流されてしまいます。
一見必要のない機能に感じられますが、ドローン操縦のスキルが求められるモードであるため、ドローンスクールで実施される講習ではあえてATTIモードが使われています。
ドローンのデュアルコントロール(2オペレーション)とは?
今回アナウンスされたデュアルコントロールは、その名の通り2台の送信機で1台のドローンを制御する機能です。
通常の空撮ではあまり使用される機会が少ない機能ですが、高速でドローンを飛ばして撮影する映画業界や、障害物の多い場所での点検、大規模な測量などを行う場合に使われることがあります。
2台それぞれの送信機に制御権を振り分け、1台でドローンの制御を、もう1台でカメラの操作を行うといった使い方ができます。
ATTIモード・デュアルコントロール対応のファームウェアの配信について
今回の発表を受けてぜひ使ってみたい!と思う方も多いと思いますが、残念ながら今回の対象は「試験期間や講習期間のみ」になります。
ATTIモード・デュアルコントロール対応機種
メーカーから発表された対応モデルは「DJI Mavic 3 Classicのみ」です。
通常のDJI Mavic 3や、DJI Mavic 3 Cineは対象外となりますので、機材の購入を検討されている方はご注意ください。
またデュアルコントロールにおいては、DJI RC Proのみと対応となり、2台とも同じモデルを用意していただく必要がありますので、こちらもお間違えの無いように。
プレスリリースでは今後別機種においても検討していく旨が記載されていますが、今回のリリース機能をすべて使用するには、現状DJI Mavic 3 Classic × DJI RC Proの組み合わせのみとなります。
対応ファームウェアのリリース時期
ATTIモードに対応したファームウェアの配信は3月下旬頃、デュアルコントロールに対応したファームウェアの配信は6月下旬頃の予定となっております。
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監修者

森本 洸生(もりもと こうき)
株式会社 drone supply &control (ドローンエバンジェリスト)
<略歴>
中学生の時に国土交通省の全国包括申請許可取得し、鹿やイノシシによる農作物被害を守る害虫駆除のプロジェクトに参画するなど、若い世代のドローン第一人者。現在では様々なドローン事業に参画するなど多方面で活躍中。
<所有する資格>
- DJI CAMPスペシャリスト
- DJI CAMPインストラクター
- DJI CAMP ENTERPRISEインストラクター
- 無人航空従事者試験1級
- CRPI公認指導員
- 総飛行時間400時間以上