【DJI Dock 3登場】遠隔操作&自動操縦でドローン業務を最大限効率化

2025年2月25日、DJIから新しい業務用ドローンポート「DJI Dock 3」がリリースされました。

点検・測量・警備など多岐にわたる業務で重要なのが、運用の効率化やコスト削減です。

今回登場したDJI Dock 3は、これまでの自動離着率や遠隔操作を次のレベルに引き上げています。

天候耐性や高速充電機能を備え、24時間体制で365日リモート運用が可能になったDJI Dock 3について詳しくご紹介します。

 

一般的なドローンポートとDJI Dockの違い

ドローンポートとは、その名の通りドローンの離着陸が行われるポートで、通常は遠隔運用を行うエリアのどこかに固定して使用します。

 

ドローンは比較的どのような場所からでも自由度高く飛ばすことができますが、砂地や草地での離着陸は、粉塵や異物を巻き込んでしまう可能性があります。

また、地面に着陸しただけでは当然充電することができず、毎回飛行が終わるたびにバッテリーの充電を行う必要があります。

さらに、ドローン本体が防塵防滴仕様だとしても、雨風が直接当たる場所での長時間の待機・保管は劣化・破損の原因にもなります。


そんなドローンを運用する上での課題をクリアしているのが、DJI Dockシリーズをはじめとするドローンポートと呼ばれるものです。

これまでにもDJI以外のメーカーから様々なドローンポートが発売されていましたが、互換性の問題で最新のDJI製品が使用できないものも多く、DJI純正の発売を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。

またドローンポートは一般的に大型の製品である為、移動・設置が大掛かりになるという課題もありました。

 

一方でDJI Dock 3は初代Dockから小型化が進み、Dock 2よりはひと回り大きくなりましたが、それでも様々な機能を搭載しながらも可能な限りコンパクトに設計された優れものです。

Matrice 30をサポートし遠隔操作の新しいかたちを確立したDJI Dock、さらに小型に進化してMatrice 3DとMatrice 3TDを搭載したDock 2を経て、今回のDock 3のリリースとなりました。

 

DJI Dock 3の機能

DJI Dock 3は最新の技術を搭載した自動運用型ドローンステーションです。

高性能ドローンを搭載し、厳しい環境下でも操作が可能になっています。主な機能についてご紹介していきます。

 

極限環境に対応

電子部品を密閉することで内部システムを保護し、過酷な環境でも業務を遂行できます。

保護等級IP56の防塵防滴性に加えて、最高動作温度は50℃、寒冷地での耐久性を強化した最低動作温度は-30℃までと、様々な環境にスムーズに対応できます。

また高性能エアコンが搭載されており、さらにDockの形状がなだらかな斜面になったことで、カバーの上に積雪があった場合にもスムーズな開閉が可能になりました。

 

柔軟な設置に対応

幅広い設置場所、超長距離伝送等、ソフトウェアの進化により、安全性の向上だけでなく大変使い勝手が良くなっています。

固定設置の場合は、D-RTK 3中継を高所に設置することで障害物による映像伝送問題を解決し、通信可能距離を20kmに拡大することができます。

屋上に固定すれば高層ビルや変電所の隣にも設置が可能になり、通信塔の近くに設置すれば通信塔からの干渉の影響を受けずに離着陸が可能です。

また、新しいDJI Enterpriseアプリを使用することで、スマートフォンだけで設置が完了できます。

 

そして、今回リリースされたDJI Dock 3は初の移動車設置に対応したDockです。

2つのドックを1台の車両に設置することができ、ドローン同士の衝突も回避できるという運用の安全性もしっかり担保されています。

全体の構造や空調は車両振動試験を受けていて、水平キャリブレーションやクラウドベースのドック位置キャリブレーションという新機能が追加されています。

車に搭載出来れば、緊急時の派遣や長距離点検を迅速に進めることができますね。

 

高性能ドローンを搭載

Dock 3専用に設計された高性能な新型ドローン「DJI Matrice 4D」「DJI Matrice 4TD」を搭載し、実用性がアップしています。

これらのドローンは、Matrice 4シリーズと同じカメラを搭載していますが、飛行性能と耐久性が向上しています。また、DJI RC Plus 2 Enterpriseと連携して単独でも使用可能になったというのも大きなポイントです。

インテリジェントな機能を活用すれば、これまでの効率とコストを大きく見直せるのではないでしょうか。

 

効率的な作業

素早い離陸は緊急の現場で重要視される点です。

最適なルート計画を設定後、1km離れた指定地点の高度100mに100秒以内の到達が可能になりました。離陸自体は10秒以内に開始するため、Dock 2を使用したことがある方ならとてもスピーディーに感じられるかと思います。

 

またライブビューの遅延が大幅に解消され、リアルタイムでのサポートが可能になりました。

特に緊急時にはリアルタイムでのデータ収集・転送が重要なので、今後はより導入シーンが増えていくものと考えられます。

 

DJI Dock 3のスペック

  • 総重量:55kg(機体を除く)
  • サイズ:ドックカバーを開いた状態 1760×745×485(長さ×幅×高さ) ドックカバーを閉じた状態 640×745×770(長さ×幅×高さ)
  • 入力電圧:100~240V(AC) 50/60Hz
  • 入力電力:最大800W
  • 動作環境温度:-30℃~50℃
  • 保護等級:IP56
  • 収納可能ドローン数:1

 

DJI Dock 3の価格

製品を購入した場合、運用に使用するソフトウェアは別途料金がかかります。

自動航行の経験や、運用ソフト、飛行申請に関する知識も求められるため、必要に応じて講習などのサポートも同時に受けることをお勧めします。

可視光カメラを搭載したMatrice 4Dと、赤外線カメラを搭載したMatrice 4TDの2種類が発売されていますが、価格はネット上で非公開となっています。

概算お見積りを希望される場合は、お気軽にお問合せください。

     

    まとめ

    DJI Dock 3は全天候対応の自動運用型ドローンポートです。

    Matrice 4D/4TD専用に設計され遠隔操作や自律飛行をさらに強化しました。

    その登場で警備・測量・点検業務の自動化が進化し、特に移動車設置による運用は柔軟性の向上として大きなポイントです。

     

    ドロサツ!!では、導入に関するお問合せ・運用サポートを随時受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問合せくださいませ。

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