こんにちは、ドロサツです。
まだまだ暑い夏が続いていますが、久しぶりの制限のない夏休み。
さまざまな思い出もできたのではないでしょうか?
また、ドローンを飛ばすために、景色が綺麗な旅先へ出かけた人も多くいらっしゃったことでしょう。
中には、ハワイ旅行に行って、ハワイでもドローンを飛ばしてみたいと思った人もいるはずです。
この記事では、ハワイでドローンを飛ばす方法について紹介します。
ハワイの綺麗な景色をドローンで撮影できたら、良い思い出になると思います。
この記事を最後まで読んでいただくと、ハワイでドローンを飛ばすための方法を理解できます。
ぜひ最後まで読んでください。
ハワイでドローンを飛ばすために許可が必要な条件
ハワイでドローンを飛ばすための条件があります。重量で条件が設定されて、機体によっては、Web上で申請が必要です。
その条件は下記の通り。
- ①250g以上25kg未満のドローン②25kg以上のドローン
下記にて詳細を紹介致します。
①250g以上25kg未満のドローン:Web上の申請が必要
250g以上25kg未満のドローンは、FAAのWebサイトで登録が必要です。
FAAとは、アメリカの運輸省の中にあるアメリカ連邦航空局。
日本でいうと、国土交通省内の航空を担当している部署となります。
後ほど、詳細を紹介しますが、FAAに操縦者とドローンの情報の登録が必要です。
DIPS2.0と同じ情報を登録するイメージで問題ないと思います。
250g以上は登録必要と紹介しましたが、249g以下のドローンは登録が不要です。
DJIのminiシリーズの重量は、249g以下です。miniシリーズはハワイでは登録が不要となります。
弊社でも、重量249g以下のDJIのminiシリーズのレンタルを行なっております。
海外対応のサービスもございますので、お問い合わせ頂けますと幸いです。
②25kg以上のドローン:書面での申請が必要
25kg以上のドローンを飛ばしたい時は、書面での申請が必要ですが、FAAの情報を確認すると、日本人が25kg以上のドローンを飛ばすことはできないようです。
登録には、アメリカ市民権を有することや、ドローンがアメリカや他国でまだ登録されていないことなどの要件が含まれています。
登録の手続きとしては、航空機登録申請書をFAAに郵送し、所有権の証明書類を提出すること、そして1機体あたりの登録料金5ドルを支払うことなどが必要です。
このような手続きや要件は、25kg以上のドローンに適用されるため、日本人がハワイで大型のドローンを飛ばすことは難しいです。
また趣味目的の飛行ではなく、事業目的の飛行になるため、現地の専門家へ確認することを推奨します。
ハワイでドローンを飛ばす際の申請方法
ハワイでドローンを飛ばしたい時は、FAA Drone Zoneにて申請を行います。申請するサイトは下記URLです。
https://faadronezone-access.faa.gov/#/
2023年9月16日から、250gを超えるドローンをハワイで飛ばしたい場合も、リモートIDが必要になります。このルールが追加されるので、今後、登録ルールが変わる可能性も十分にあります。
申請方法について紹介します。
1. アカウントを作成→氏名とメールアドレスを入力します。パスワード設定は、8文字以上、特殊記号1文字以上が必要です。
CREATE ACCOUNT (画像したの青いボタン)を押すと登録したメールアドレスにメールが届きます。
2. FAA Drone Zone サービスにログイン
Notice of Identification Formに住所などの個人情報を登録します。
3.機体の登録
ドローンのメーカーとモデルと、ドローンのリモートIDシリアル番号の登録
シリアル番号の確認方法は、こちらから
https://service.dji.com/product/serial/serialno?Serial=1b953a4e-597d-4a9b-9d7f-0fb424be3ef0
4.登録料の支払い
登録料は5ドル。1台につき、登録料が発生しますので、注意が必要です。
有効期限は3年間。支払いはクレジットカード登録できます。
5.身分証明証の発行
この身分証明書は、ドローン飛行中に提示が求められる場合があるので、提示できるように準備しておきましょう。
またこの身分証明書には、登録番号が記載されているので、この番号をドローンに表示させましょう。
日本のドローンのルールと同様に、機体に番号を表示させて完了です。
ハワイでのドローンの飛行は一時的なものですので、帰国後に、剥がしやすいマスキングテープなどを使って表示させた方がいいと思います。
ハワイでドローンを飛ばす際の注意点
ハワイでもドローンのルールは整備されています。飛ばす際の注意点をしっかり理解しておく必要があります。可能であれば、現地の旅行会社などに事前に相談した方が安心だと思います。
①申請しなければ罰金あるいは逮捕の可能性がある
ハワイにおいてドローンの法律に違反すると、罰金、刑事告発、懲役刑、ドローンの没収などの罰則が課せられることがあります。250g以上のドローンと飛ばしたい際には必ずFAAにて申請を行いましょう。
また違反の内容に応じて罰則の内容が異なります。
ドローンを飛ばす前に、飛行禁止区域やドローン禁止区域の確認とハワイのドローン法の遵守が重要です。
制限空域内でのドローンの飛行は禁止されていて、違反した場合は、最高で3万7000ドルの罰金が課せられた事例もあります。
②空港の手荷物検査でのバッテリーの扱いに気を付ける
リチウムイオン電池は熱暴走により発火の恐れがあるため、飛行機に持ち込む時には十分な確認が必要です。
航空機を利用する際に、リチウムイオン電池が危険物に該当するという認識を持つことが大切です。
つまり、ドローンのバッテリーも同様に、危険物になります。
そのためリチウムイオン電池を預け入れの手荷物に含めることは禁止されているので、必ず客室に持ち込むようにしましょう。
客室に持ち込むことができるバッテリーはワット時定格量が160Wh以下のものに限られています。
例えば、DJI Mini3シリーズを例に飛行機内での扱いを確認します。
ワット時定格量は3850mAh × 7.38V ÷ 1000で計算すると28.4Whとなります。
Mini3のバッテリーは客室に持ち込むことができますが、預け入れはできません。
国土交通省より規定されている100〜160Whよりも小さいので、3,4個程度の持ち込みは問題なさそうです。
③飛行禁止エリアでは飛ばさない
日本と同じように、ハワイでも飛行禁止エリアが設定されています。
FAAの情報によると、下記の5つでは飛行できません。
1.空港から8マイル以内の空域
2.国立公園や保護地域や野生生物保護区上空
3.基地の周辺の上空の空域
4.人口密集地
5.400フィートを超える高度
飛行できないエリアは、日本と非常に似ているので、日本のルールを理解していれば、ハワイでも応用ができそうです。
ハワイにも日本同様に緊急用務空域が設定される場合もあるので、その空域に設定されている場所は飛行できませんので、事前に情報を確認しましょう。
④飛行ルールを把握しておく
日本のルールに似ている部分もありますが、ハワイでのドローン飛行に関するルールを知っておくことはとても大切です。
①飛行に関する基本的なルール
ドローンは400フィート以下で飛行し、常に操縦者の目視内に保つことが求められます。
ハワイでは、目視外飛行をしないほうがよいと思います。
人や移動車両、スタジアム、大規模な群衆の上空での飛行や、夜間の飛行は特に危険とされているため、避けるようにしましょう。
②ドローンの飛行が禁止されている特定の地域も存在する。
例として、ハワイの州立公園や国立海洋保護区、野生動物保護区などが挙げられます。これらの地域での飛行は絶対に避けるようにしてください。
③他人のプライバシーを尊重することも非常に重要。
許可なく私有地や人の上空での飛行は、プライバシーの侵害となり得るため、十分な配慮が求められます。
ルールを簡単にまとめました。飛行する場所などは、事前にドローンの飛行が可能かどうかについても、現地に確認することが無難でしょう。
基本的には日本でドローンを飛ばす時と、同じように注意すれば、ハワイでもドローンを楽しむことができそうです。
ハワイでおすすめのドローン撮影スポット
ハワイでドローンを飛ばす場合は、アメリカの連邦航空局が推奨しているB4UFLYアプリを使って確認して下さい。
B4UFLY App | Federal Aviation Administration
クイーンズビーチ
クイーンズビーチは、ワイキキの南に広がる約1kmの美しい砂浜を持つビーチで、多くの人々に愛されています。
特にマリンスポーツの愛好者にはメッカとも言える場所で、サーフィンやボディーボードの姿を頻繁に目にします。
それでも、賑やかなワイキキビーチとは異なり、こちらは少し落ち着いた雰囲気が漂っているのが特徴です。
ドローン飛行にとっても魅力的な場所として注目されています。
こちらのエリアはビーチ南方は、人通りも比較的少なく、安全にドローンの飛行を楽しむことができます。
一方、北部は、サーファーが多く集まるため、ドローンの飛行は避けた方が無難です。
ラニカイピルボックス
オアフ島東海岸に広がるラニカイピルボックスは、そのドラマチックな景観で多くの訪問者を魅了しています。
緑豊かな断崖絶壁と深い青の海が織り成す美しい光景は、まさに絵画のような景色です。
また、層状になった柱状節理の岩肌が「ボックス」のように見えることから、このユニークな名前がつけられました。
このエリアは人通りも比較的少なく、ドローンを安全に離着陸させるには適しています。
特に断崖の上からの空撮は、壮大な海岸線とその自然の美しさを最大限に捉えることができます。
断崖になっているので、風が強く吹く場合もあります。強風が吹いている時は、ドローンの飛行をやめましょう。
ダイヤモンドヘッド灯台
オアフ島のダイアモンドヘッド火山の南部に、太平洋を見下ろす断崖上にダイアモンドヘッド灯台が聳え立っています。近くに公共の駐車場があるので、ドローンの離着陸に十分なスペースを確保できて、安全に飛行させることができます。
さらに、この灯台は海に面した高所に位置しているため、ドローンを使ってその下の美しい海岸線や波を撮影することができます。また、ホノルル空港やワイキキの禁制空域からは離れているため、飛行リスクも低いのが特長です。
一方で、こちらのエリアは人通りが少ないため、ドローンの騒音や他の人々のプライバシーを気にすることなく飛行できますが、付近を歩くハイカーや野生動物に対しては十分な注意が必要です。短時間で責任をもって飛行することが望ましいです。
カイルアビーチ
ホノルルから北東へ約30分の距離に美しいカイルアビーチが広がっています。
こちらのビーチは、2マイル以上もの長さを持つ白砂の海岸線と、沖合いに位置するモクルア島の絶景で知られています。
この広大なビーチ空間は、ドローンの離着陸に十分なスペースを確保できます。
特に朝方や夕方は人出が少ないため、その時間帯はドローン飛行に最適です。
長く続く海岸線を有効に使い、水中の人々から安全な距離を取って飛行することができます。
そうすることで、カイルアビーチ特有のクリアブルーの海と白い砂浜の景色を、ドローンを使ってしっかりと撮影することができます。
まとめ
ハワイは海も綺麗でドローンを飛ばせたら、今までにない思い出を作れるはずです。
ただ、ドローンを飛ばす時もアメリカのドローンのルールに従って飛行させましょう。
ハワイのような海外では、海外のサイトに個人情報やドローンの情報を登録する必要があります。加えて、海外サイトのため、すべて英語ですので、海外旅行に慣れていない人は苦労するでしょう。
そんな煩わしさを解消するために、弊社でも、海外でも使えるドローンのレンタルも用意しています。
在庫にも限りがありますので、早めにお問い合わせを頂けますと幸いです。
またFAA登録済みの機体もご用意しています。この機体を使えば、ご自身でFAAの登録作業が不要になりますので、ぜひご利用ください。
今回も、最後までありがとうございました。
ドローンレンタルのドロサツ‼では、空撮用や産業用ドローン、水中ドローンなど幅広い用途のドローンレンタルが可能です。
個人の方も法人の方も、ドローンのレンタルなら機体保有台数業界No.1のドロサツ‼にご相談ください。
監修者
森本 洸生(もりもと こうき)
株式会社 drone supply &control (ドローンエバンジェリスト)
<略歴>
中学生の時に国土交通省の全国包括申請許可取得し、鹿やイノシシによる農作物被害を守る害虫駆除のプロジェクトに参画するなど、若い世代のドローン第一人者。現在では様々なドローン事業に参画するなど多方面で活躍中。
<所有する資格>
- DJI CAMPスペシャリスト
- DJI CAMPインストラクター
- DJI CAMP ENTERPRISEインストラクター
- 無人航空従事者試験1級
- CRPI公認指導員
- 総飛行時間400時間以上