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DJI Inspire2の後継機が登場すると噂されて早数年、最近になってネット上に最新機種のリーク情報が増えてきました。
現行モデルDJI Inspire2が2016年11月に発売されてから、プロフェッショナル向け空撮機の代表的モデルとして根強い人気を集めていますが、さらなるアップデートが予想される「DJI Inspire3」はどのような機体なのか情報をまとめてみました。
※本記事は2023年3月時点の情報です
DJI Inspireシリーズとは？
HD動画伝送システムと一体化された世界初の映画製作用ドローン「DJI Inspire１」は、360℃回転式ジンバルと４Kカメラを搭載し、世界中に驚きをもたらしました。
のちに発表されたDJI Inspire２は、DJI Inspire１に搭載された全ての機能を引き継ぎ、さらに映像処理システムがアップグレードされ、最大６Kの動画撮影ができるようになり話題を集めました。
ダイナミックな飛行性能も相まって、DJI Inspireシリーズは空撮に特化したモデルとして数多くのCM、映画撮影などに使われています。
DJI Inspireシリーズの歴史
Inspire 1は2014年、Inspire 2は2016年に発売されました。
映像の時代はフィルムからテープ、そしてデジタルへと移り変わり、映像業界の急速な変化に対応すべく誕生したドローンと言えます。
従来のドローンは風の影響によるブレやエッジの乱れが課題でしたが、DJI Inspireシリーズの安定度は非常に高く、地上撮影と比較しても違和感のない滑らかな映像が撮影できるようになりました。
わざわざ莫大な費用をかけてヘリコプターや飛行機をチャーターする必要もなくなり、今や映画・CM撮影の現場ではドローンの活用が常識となりつつあります。
DJI Inspireシリーズの特徴
DJIがコンシューマー向けに出した機体の中では最も高いスペックを持ったシリーズで、映像制作に特化したZenmuseシリーズ（Ｘ３、Ｘ５、Ｘ５Ｒ、ＸＴ、Ｚ３など）のカメラの搭載が可能です。
このサイズの機体としては前人未踏の速度と敏捷性を誇り、停止した状態から80km/hまでの加速がわずか５秒。
飛行速度が非常に速く、手軽にダイナミックな絵を撮影することができるという大きなメリットがあります。
DJI Inspire3のリーク情報
DJI Inspire2の発売から既に７年がたっており、ここ数年DJI Inspire3が常に噂されている状況ではありました。しかし一向に公式からの正式発表がなく、もやもやしていた方も多いのではないでしょうか？（ドローンの買い替えのタイミングって難しいですよね・・・）
ここ数か月、TwitterをはじめとするSNS等で、機体の設計図や紹介ビデオが製作中とのリーク情報が出回っています。
また一部Inspireユーザーへのアンケートやフィールドテストが行われているようで、いよいよ発表間近という雰囲気になっていますね。
本体のサイズ感・設計はInspire2と似ている？
SNS上では機体の一部写真や設計図の特許情報が公開されていますが、それらを見る限りではInspire2と似たような形状であることが分かります。
足場がカメラから離れており、ホバリングの時にアームがカメラに映り込まないように可動域が変更されているように見受けられます。
かなり傾斜もついているので、大型のカメラの取り付けも可能だと思われます。
新しいZenmuseカメラが登場？
現在、DJIの産業用ドローンはZenmuseシリーズと呼ばれるカメラが対応しています。
昨年販売されたDJI Ronin 4DはZenmuseX9が対応しているので、おそらくこちらにも対応するものと考えられますが、今回のInspire3の発表とあわせて最新のZenmuseカメラが発売される可能性もありますね。
どれほどのスペックになるのか期待したいと思います。
モニター付き送信機DJI RCに対応？
これまでのInspire標準送信機はモニターなしでしたが、今回はモニター一体型の送信機になる可能性が高いです。
軽量・パワフル・コンパクトで、屋外でも快適に操縦することが出来るモニター付き送信機はぜひ採用されてほしいのものです。
DJI Inspire3の販売価格は？
正式な詳細はまだ発表されていませんが、現時点では約17000ドル、日本円にしておよそ200万円前後になると予想されています。
ドロサツ!!では、入荷次第受付を開始する予定なので、ぜひこまめにサイトをチェックいただければと思います。
まとめ
2016年後半以来後継機が発売されていなかったInspireシリーズ。上位モデルとなるDJI Inspire3のリリースに期待が高まります。
正式に詳細が発表され次第、従来モデルとの比較検証などを行っていきたいと思います！
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監修者
森本 洸生(もりもと こうき)
株式会社 drone supply ＆control (ドローンエバンジェリスト）
＜略歴＞
中学生の時に国土交通省の全国包括申請許可取得し、鹿やイノシシによる農作物被害を守る害虫駆除のプロジェクトに参画するなど、若い世代のドローン第一人者。現在では様々なドローン事業に参画するなど多方面で活躍中。
＜所有する資格＞
- DJI CAMPスペシャリスト
- DJI CAMPインストラクター
- DJI CAMP ENTERPRISEインストラクター
- 無人航空従事者試験1級
- CRPI公認指導員
- 総飛行時間400時間以上
